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【記者コラム】先行日本一‼奥井迪600勝

 3月10日の取手競輪7Rで奥井迪が通算600勝を達成した。奥井らしい最終ホームからのカマシ先行での逃げ切り勝ちだった。それを記念したトークショーが同29日に、ホームバンクの立川競輪場で行われた。14年5月のデビューから11年での達成。年間約55勝ずつ積み重ねなければ到達できない大記録に「ここまでできるとは思っていなかったですね。その分バック数も何百回とある。そこが自分としては誇りだと思っています」と語った。

 学生時代はアルペンスキーの選手として活躍。札幌第一高時代には高校総体の回転で優勝、早大時代には国体の大回転で優勝した。その後は教員として8年間勤務した経験を持つ。高校のOB会に出席した際、同校のOBで元競輪選手だった藪下昌也氏に勧められたことがきっかけで転身を決意。30歳だった。「札幌には競輪場がなかったんで当時は何も知らなかった。いま思えばそれが良かった」。12年適性試験に合格。同期には小林優香がいる。

 逃げを主体にした戦法にはファンが多く、後輩選手の目標にもなる存在になったが「自転車って奥が深いです。正解がない。いまだに分からない。まだ手探り。だからここまでやれている」という。年間100走近く走るだけに「オフシーズンがないので体調管理が大変。常に走り続けている中で体調を整えるのは難しいです」と先行日本一のガールズは語った。

 「バックを取る競走でGⅠでも活躍していきたい。ファンのみなさんの声援が1番の力になっているので、これからも応援よろしくお願いします」。次走は13~15日の四日市に出走した後、25日からはGⅠオールガールズクラシック(岐阜)が控える。活躍に期待したい。

 ◇奥井 迪(おくい・ふみ)1981年12月19日、北海道出身の43歳。14年5月106期生として東京所属でデビュー。師匠は富山健一。通算977戦603勝(2日現在)。1㍍68、70㌔。血液型O。

 ◇鈴木 智憲(すずき・とものり)1967年生まれ。愛知県出身の57歳。92年スポニチ入社。97年から2年間競輪記者を経験。当時は神山雄一郎、吉岡稔真が東西の横綱として君臨していた。24年4月に26年ぶりに現場復帰。

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